おはようございます!
今回は、もう泳げる方もまだ泳げない方も
誰でも使えるお話しです。
よく、何かを達成したければ、
「目標を持とう!」
「ゴールを見よう!」
と言われますよね。
山を登っている時、
霧で頂上が見えないとどうです?
なんだかゴールが見えないので
どのコースを歩いたら良いのか
わからないですよね。
おまけに、あと
どれくらいがんばったらいいか分からないので、
モチベーションも上がりません。
だから、目標を持つこと、
ゴールを見ることはとても大切なんですね。
ここまで、大丈夫ですか?
ハイ、OK!
実は・・・
多くの人がここで終わってしまっているために、
なかなか目標を達成できないでいるんです。
もっとも重要なことが、
すっ飛ばされているんです。
何だと思いますか?
分かりますか?
ちょっと考えてみてください。
どう?
え?
なに?
って、
考えてます?
では超重要なことお伝えしますね。
それは・・・
「現在地を知ること」
です。
例えば、水泳でよくある話し。
「雑誌で、バタフライはうねりを小さくして浅く泳ぎましょう!」
って、
オリンピック選手を育てた○○先生が言っていた!
ってことにこだわって、
浅く泳ごうと試みます。
でも、、、
実際に浅く泳ごうとしても、
やっぱり体は、
ずーーーーーーっと反ったままなので、
結局、ギッタンバッコンのバタフライのまま。
つまり、今現在の自分の身体能力と
技術のミスマッチ
がおこっているんですね。
これが進歩を妨げる原因なんです。
トップレベルの選手の泳ぎを目指すのは良いです。
ものすごく良いです。
ボクもこれは否定しません。
むしろ推奨します。
でも、現在自分の能力が何処にあるのかよく分からないまま
テクニックばかり目が向くと、まったく上達できません。
で、どうすればよいのか?
それは、
「テストする」
ことです。
もう一度、言います。
「テストする」
です。
最近ボクの近所で、
マイホームラッシュなのか
あちこちで家が建てられています。
で、この日曜日、それをボーっと見ていたんですね。
すると、大工さんがカンナを持ち出してきました。
大工さん、いきなりカンナをかけないで、
まず、捨て木でテストです。
削るとしゅるしゅるってカツオ節のような削りカスが出ますが
これを手にとって触って色々調べてます。
そして、刃をコンコンとたたいて微調節。
そして何度かテストして、いるうちに、そのカンナ置いちゃったんです。
ん?
と思ってしばらく見ていると
ちょっと小さいカンナを今度もって来ました。
同じように何度か切れ味をテストしてます。
そして、
最終的にはその小さいカンナ
をつかって
カンナがけをしたんですね。
どうですか?
これがテストです。
何が良いか分かりますか?
それはですね、
主観が入っていないんです。
「なんか、よさそう」
とか
「このカンナのほうが切れそう」
とか
そういう、主観がまったくないんですね。
でも、多くの場合
「このカンナは、最高級の刃を使用していて、
伝統工芸の名人が作った
完全手作りの一番いいカンナなんだ!」
という主観が先行したりして
かたくなに、このカンナを使い続けようとするんですね。
その場面では、ちょっと刃が大きすぎて使いにくいはずなのに・・・。
かなり多くの方が、自分の主観しか
判断のものさしを持ち合わせていません。
このために、なんかいつも迷っています。
「私の平泳ぎ、全然遅いんです。」
「そうですか。ちなみに25m何秒ですか?」
「わたしは、競争とかしたくないので、タイムは測りたくないんです」
「では何を基準にして遅いんですか?」
「・・・」
「他人と比べるんじゃなくて、1年前の自分、半年前の自分と比べる意味で
タイムを測ってみてくださいね」
まずテストして、判断は全部数字で。
(タイム、距離、ストローク数、心拍数、など)
そして、いままでの自分と比較する。
↑これが一番良いです。
テストしたけど、主観が先行。
計測しないので、比べるものさしがない。
だから、やってみたあとは、他人と比較。
↑これが一番つらいです。
前者は、失敗してもいいんですよ。
むしろ失敗したほうがいい。
数字ではっきり出るので、
「あ、このテクニックは今の自分には合わないのね。
ハイ、後回し」
って判断が早いです。
自分の現在地がだんだん絞れてきます。
だから、上達が加速します。
後者は根っこに「失敗したらいけない」
があるので、理論や技術を後回しにする発想が出てきません。
「あとで、いいや!」
が許せない自分がいたりします。
ゴールを見ながらテストして、
数字で自分の現在地をさぐり、
後回しにして良いことは全部後回しにして
他人じゃなくて、過去の自分と比較して
1つでも改善したら
そのことだけに徹底集中。
これです!
砂漠にいきなり連れて行かれました。
もう一度家に帰ろうと思ったとき
一番最初にやることは
「ここは何処?」
ですよね?
自分の現在地が分からなければ
最初の一歩すらでないのです。
↑超重要!
だから、無謀に進むのではなく
現在地を知るために、
その場でたくさんのテストを繰り返すことをおススメします。
で、一体どんなテストをすればよいか?
ハイ。
そういう感じのお話しを
月刊SWIMの12月号の巻頭カラー特集で
ボクが解説しています。
バックナンバー
是非覗いてみてくださいね。
あなたの現在地はココ!
って言うマトリクス(表)も公開しています。
ってことで、みなさんたくさん失敗してくださいねー(^0^)