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- 2016.11.24 Thursday
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ボクの子供の頃通っていたスイミングスクール。
数年前に、経営不振でなくなってしまいました。
その後、宿泊型健康ランドになったのですが、
これまたうまくいかなかったようで、
今は赤い字で「売地」と書かれた看板が立っています。
なんか、寂しいですね。。。
さて、スイミングスクール。
やっぱり子供の数が減ってしまうのが一番きついです。
では、どうやったら子供がやめないで
プールを続けられるんでしょう?
今回はスイミングスクールのスタッフになって考えてみてください。
これを知ると、
やる気はある。でも続かない。
そんなあなたには、とても役に立つかもしれません(^^)。
ってことで、いきますね。
。。。。。。。。。。。。
質問
「子供がプールを続けるためには、どうすればよいですか?」
答え
「級を2倍に増やす。」
あーーー、
答え言っちゃった(笑)。
実際に、これで子供の数が1.5倍に増えたケースがあります。
※実はボク、こんな感じの仕事もしているんです。
わかりますか?
20級のカリキュラムだったら、40級にするってことです。
たった、これだけ。
でも、メチャクチャいいことが起こるんです。
まず、合格!っていう嬉しい言葉が2倍になります。
同じ山を頂上まで登ったとします。
途中で、“君は、合格!”って20回言われる
“君は、合格!”って40回言われる
40回のほうが、嬉しいですよね?
嬉しさ2倍!
やる気も2倍!!
まだ、良いことがあります。
例えば、こんなの。
「18級・バタ足。合格基準・・・腕が伸びていること。膝が曲がりすぎていないこと。10m。」
というのがあったとします。
次の子は不合格です。
×10mできたけど、腕が曲がっていたピエール君。
×10mできたけど、膝が曲がっていたカトリーヌちゃん。
ピエール君は結果発表の時に
こうコメントされる。
「10mできたのは良くやった、でも腕が曲がっちゃったんだよなあ。。」
ピエール君の頭には
「10mできた」ことより
「腕が曲がったからダメだった」
ことのほうが強く心に残っています。
ぼく、ダメだったんだ。。。
ダメ、だったんだ。。
。。ダメ。
。。ダメ。。
帰りのスクールバスでは、お母さんの言葉を思い出している。
「18級合格したら、あんたの大好きな、くるくる寿司行こうね!」
でも、
でも、
ボクはダメだったんだ。。。
あ、、、お父さんとの約束も、
思い出しちゃった。。
「18級合格したら、ニジイロクワガタ買いに行こう!」
あ〜〜〜〜〜〜〜
くるくる寿司も、
ニジイロクワガタも
ダメだあ〜〜〜〜〜。
そして、家に帰ってからは、
自分が18級を合格できなかった事を
一生懸命説明しなきゃならない。
ところが、18級を1年もやっていると
お母さんも感情が入ってしまいます。
「え?腕が伸びない?
今そこで伸ばして見なさいよ。
なによ、できるじゃないの。
なんでテストの時できないの!
今日から毎朝10分“マエエナラエ!”しなさい!!」
とか言われちゃう。
毎朝、10分の苦痛。
そりゃ、やめたくもなりますわ。。
※当然、カトリーヌちゃんも同様です。
ま、ボクの想像ですけどね(笑)
でも、ここで考えてみます。
もし、18級が2つに分けられていたら、どうだっただろう?
◎10mできて合格。肘や膝は問わない。
◎10mできて、腕も膝もどちらも伸びて合格。
これだったら、ピエール君もカトリーヌちゃんも
今回は合格なんですよ。
“嬉しい”が増えるんですよ。
“嬉しい”が増えるから、やる気が出るんです。
やる気が出るから、続くんです。
続くから、スイミングスクールが運営できるんです。
合格して帽子の色が変わるなら、
帽子が売れるんです!
おまけに、くるくる寿司も、ペットショップも
売り上げが上がる↑
そう、世の中“嬉しい”がこだますれば
個人消費が促進されるんです。
はい。
これ、景気回復です(笑)!!!!
この仕組み、馬の鼻先にニンジンぶら下げていると
ずーっと走っているっていう話に似ています。
この場合、ニンジン=合格。
ご褒美をもらえるとモチベーションが高まるんですね。
この報酬を使う方法、心理学では
「外発的動機付け」
というそうです。
では、この「外発的動機付け」が行われやすい状態を作ってあげれば
僕たちもモチベーションが持続するかも知れませんね。
ここで、リッチモンド博士の面白い実験があります。
★サルの実験。
モニターが、赤の時はレバーを押す。
モニターが、緑の時はレバーを離す。
ちゃんとできたら、ジュースのご褒美!
こういう単純なもの。
これだと、成功率97%。
ところが、
1回成功しただけじゃダメで、4回連続で成功しないと
ジュースはもらえないことにしてみる。
すると成功率は格段に下がる。
初回試行では75%以下。
2回目80%。
3回目93%。
ジュースがもらえる最後のステップでは
通常の97%に戻る。
つまり、
ご褒美に辿り着く道筋が複雑になるほど
単純作業でも失敗が増えるってことです。
ということは、
目標を達成したければ、
10m+腕+肘など、多くの内容をひとまとめにしないで、
10m、ハイ、ご褒美。
腕、ハイ、ご褒美。
肘、ハイ、ご褒美。
こんな感じにやったほうがいいよ
ということができると思います。
これは、脳の前頭葉というところが
関係しているそうです。
デカルトの名言
「困難は、分割せよ」
という言葉があるように、
高い目標も、細かく小目標に分けて、
その都度ご褒美をあげたらいいんですね。
うん、でも、その細かく分ける方法が難しいのよ!
そうそう、そうなんですよね。
だから、それを一緒に考えてみせんか?
そういう事をやっているのが、
ボクのプライベートレッスンなんです。
小目標を一人ひとりにカスタマイズして差し上げる。
これがプライベートレッスンの一番良いところのようです。
。。。。。。。
2009年も残りわずか。
もしかしたら、大きな目標を立てすぎて
自分が苦しくなってしまった方いませんか?
でも、あと1ヶ月半あれば、
大目標に踏み出すための、
小目標はクリアできるかもしれません。
確実に一歩近づけたという
小さい成功を探してみませんか?
勇気あるあなたの一歩を、
心よりお待ちしております(^^)。